侍エンジニア卒業生である私の以下体験談
- スクールを選ぶときに事前にチェックしていたポイント
- スクール選びで後悔したこと
プログラミングスクールに通うことを検討している、このような方に向けて記事を書きました。
- 大金を支払うプログラミングスクール選びに失敗したくない
- プログラミングスクールで最大の効果を得たい
- 卒業生の失敗談をスクール選びの参考にしたい
- 侍エンジニアの実際の体験談が知りたい
プログラミングスクール、どこにしたらいいか迷っていませんか?
数十万円もの出費になるのですから、できるだけ失敗したくないですよね。
私は2019~2020年に侍エンジニアで勉強し、エンジニアに転職し、現在5年目です。
私もプログラミングスクールを選ぶのに非常に悩みました。
3社の無料相談・無料体験会に足を運び、考えを尽くしたうえで決めたつもりでした。
しかし、いざ学習を進めていくと、「あれがない」「これがない」「スクール選び間違えたかも」と思うことがありました。
包み隠さずお伝えしますので、反面教師として参考にしてください。
なお、この記事の内容は、2019~2020年時点の体験談ですので、最新の情報ではありません。
今とは状況や仕組みが変わっている可能性があることを、ご了承ください。
それでは、あなたのスクール選びの参考になりますように!
わたしの経歴
事前情報として、私のプログラミング学習に関する経歴をざっとお伝えします。
私は、2019年8月に勤めていたコンサルタント会社を退職、翌月2019年9月からプログラミングスクールの侍エンジニアに通い始めました。
それまでプログラミングを学習した経験はありませんでした。
6か月間学習に専念し、1日あたり5~8時間をプログラミングの学習に費やしました。
当時のコースや学費は以下のとおりです。
- ビジネスコース(現「エキスパートコース」)
- 期間は6か月間
- 学費は678,456円(税込み)
学習と並行して転職活動を行い、2社から内定をもらいました。
そのうちの1社であるSESの会社に、2020年4月から働き始め、今に至ります。
現在はWeb系システムの開発から保守まで行っています。
侍エンジニアに通い始めてから転職が決まるまでのスケジュールは、以下のとおりです。
2019年8月 | 前職を退職 |
2019年9月~2020年3月 | 侍エンジニアで勉強 |
2020年2月 | 転職活動開始 |
2020年3月 | 2社から内定もらう |
2020年4月 | 新しい会社で勤務開始 |
わたしがスクールを決めた条件
私がプログラミングスクールを決めるときにチェックしていた条件は4つありました。
結果として4つでは足りなかったために、のちの後悔につながったのですが・・・
この4つに関しては事前にチェックできたことで、後悔せずに済みました。
参考までに、その条件と、条件としたきっかけや、理由を紹介します。
マンツーマンレッスンであること
プログラミングスクールのレッスン形式は、授業形式とマンツーマン形式があります。
私はマンツーマンのレッスンが受けられるスクールを希望していました。
理由は、授業形式のスクール(現「KENスクール」)の体験授業を受けた際、以下のような不安を感じたからです。
- 学習進捗をクラスメイトに合わせなければいけない
- 自分が納得するまでその場で考える時間がない
- 教材費がかかる
- グループ開発が面倒そう
- 授業を受けることで満足してしまいそう
- 先生に質問がしづらい
体験授業でまず思ったのが、案外PCを使えない人が多いことです。
私は当時office(エクセル、ワード、パワーポイント)が一通り使える程度で、自分が特別PCに詳しいと思ったことはありませんでした。
ですが、体験授業には私含め5人ほど集まったのですが、その中にはほとんどPCに触れてこなかった方もいたのです。
体験授業でプログラミングが体験できると思ったのですが、PCの電源の入れ方、アプリの検索の仕方、複数タブの開き方など、パソコン教室の要素が見え始め、不安になりました。
先生も、ある程度みんなの理解や操作が揃ってから進めるため、待ち時間が発生するのです。
授業形式で学ぶということは、人に進捗を合わせる時間があるということを、リアルに体験しました。
そして、自分のペースで進むマンツーマン形式のほうが合っていると思ったのです。
また、カリキュラムの後半にグループ開発があったのも、マンツーマン形式がいいと思った理由のひとつです。
グループ開発は面倒そうだったので避けたかった(笑)
グループ開発の経験がないことが転職活動で不利に働くかも?と思いましたが、実際の転職活動では経験しておけばよかったと感じる場面はありませんでした。
さらに、授業形式は質問がしづらいと感じました。
授業の進捗に気を遣い、聞きたいことはあとで先生に質問しに行ったり、自分で調べたりする姿が想像できました。
マンツーマン形式は、私がわからないところに、いくらでも時間を使うことができます。
結果、聞きたいことを聞きたいときにいくらでも聞ける環境が私には合っており、マンツーマン形式にして良かったです。
オーダーメイドカリキュラムであること
スクールが決めたカリキュラム通りに学ぶのではなく、ひとりひとりの目的に合わせたオリジナルのカリキュラムに取り組むことを、オーダーメイドカリキュラムといいます。
私がオーダーメイドカリキュラムを希望したのは、以下のような理由からです。
- 自分の学習目的にスクールが合わせてくれるため、無駄なく合理的
- 途中で臨機応変に学習内容を変えることもできる
- いつも自分ファーストで学習できる
オーダーメイドカリキュラムがいいと思ったのは、侍エンジニアの無料相談会に参加したことがきっかけでした。
「なにを学べるか」「費用はいくらか」を聞くつもりで、侍エンジニアの無料相談に行きました。
しかし、いざ渋谷のオフィスに行ったところ、担当者の方に質問攻めにあいました。
「今までどんなキャリアを歩んできたのか」「なぜスクールに通おうと思ったのか」「プログラミングを学んでなにがしたいのか」「将来どうなりたいのか」「いくら稼ぎたいのか」などなど
一方的に聞きたい情報を聞いてさっと帰ろうと思っていたので、まさかの展開に面食らいました。
そして、一通り話をした後に、侍エンジニアには決まったカリキュラムはなく、学ぶ人の目的に合ったカリキュラムを組むことを教えてくれました。
そのうえで、私の話を元に、私の学習目的を達成するために適した言語、学習期間、学習内容を、具体的な根拠や数字とともに提案してくれました。
それこそが、オーダーメイドカリキュラムでした。
オーダーメイドカリキュラムとは、自分の目的を達成するための最短経路をスクール(インストラクター)が並走してくれることだと思います。
自分がスクールに合わせるのではなく、いつだって自分中心に学習を進められる点を魅力に思いました。
レッスンがオンラインで完結すること
私はオンラインでレッスンを受けられることを希望していました。
理由は以下のとおりです。
- 外出と身支度の時間がもったいないから
- 交通費がもったいないから
- レッスン場所をスクールが提供してくれない場合、自分で決めるのが面倒だから
- レッスン場所でネット環境を考慮する(ポケットWi-Fi契約含む)のが面倒だから
- 外で教わるのは周りの目線が気になって集中できないと思ったから
侍エンジニアの場合、コロナ前でしたので、レッスン方式は、オンラインか対面か選べました。
(今はオンラインのみのようです)
対面の場合、レッスン場所は自分で用意しなければなりませんでした。
場所はカフェでもいいですが、飲み物代がかかります。
ある程度静かな場所を望むのであれば、レンタルスペースを借りるお金がかかります。
そもそも移動に交通費がかかります。
人目があると、レッスンに集中できなさそうとも思いました。
テックキャンプの場合、必ず教室に行き、自分のペースで全員共通のカリキュラムに沿って学習を進める形式でした。
渋谷の教室へ見学に行きましたが、1つの部屋で30人ほどの生徒が黙々と作業を進める姿が、異様な光景に映りました。
学習環境は用意されているけれども、交通費がかかるし、教室内の人の挙動が気になりそう。
人と同じ空間で学習するのは難しそうと思いました。
そして、オンラインでレッスンが受けられる、侍エンジニアが候補に残りました。
実際にレッスンが始まり、やっぱりオンラインのスクールにして良かったと思いました。
家での学習は、気にすることが少なく済みます。(お金、ネット環境、周りの目など)
移動がないのでレッスン開始のぎりぎりまで学習ができ、スムーズにレッスンに入れるのもよかったです。
結果的に学習に集中することができました。
インストラクターは現役エンジニアであること
インストラクターが現役エンジニアであることも、私がスクールを決めるうえで重要視していたポイントでした。
現役エンジニアから教わりたいと思ったのは、テックキャンプの体験授業に参加したことがきっかけでした。
テックキャンプのインストラクターは、当時大学生が多かったです。(今はどうなんでしょう)
その大学生のインストラクターと接したときに、以下のことを不安に思ったことで、インストラクターは現役エンジニアが良いと思いました。
- カリキュラムの内容以外の質問に答えてくれない
- 質問に答える姿がたどたどしく、教わるのが不安
- エンジニアになった後のことが聞けない
- かかる費用の割に得られるものが少なそう
ようするに、大学生インストラクターからは、経験からの学びが少ないかもと思ったからです。
また、エンジニアとして働いたことのない人から学ぶことが、単純に違和感でした。
テックキャンプはカリキュラムもガチガチで、カリキュラムについてだけ答えられるインストラクターを育成し、合理化を図っているように感じました。
そのビジネスモデルを否定する気は全くありません。
ただ、私が未経験だったからこそ、エンジニアとして働くことのイメージやキャリアの選択肢を、学習期間中に具体的に知っておきたいと思ったのです。
そのためには、現役で働いている人の生の声を聞きたいし、現役の人から教わりたいと思いました。
その点、侍エンジニアのインストラクターは現役エンジニアのみでした。(今もそのようです。)
私も、経験年数4年目のインストラクターから教わりました。
結果、本当によかったです。
なぜなら、学習内容以外の学びがたくさんあったからです。
具体的には、IT業界の良い点・悪い点、実際に使われている技術について、最新の技術について、実際働くことについて、働いている人について、転職後の勉強方法についてなど、聞くことができました。
私は実際に働いている人からしか得られない情報があると思っているので、現役エンジニアから教わることができてよかったです。
わたしがスクール選びで後悔しているポイント
既述のように、当時私がスクールを選ぶために3社(テックキャンプ、KENスクール、侍エンジニア)の体験に参加し、話を聞きながら、私に合うスクールの条件を整理していきました。
その結果、侍エンジニアで頑張ることを決めました。
しかし、侍エンジニアで学習を進めていくうちに、「こんなはずでは。。。」と思うポイントがいくつか出てきたのです。
誤解してほしくないのは、侍エンジニアが悪いのではありません。
私が事前にそのポイントの重要性に気づかなかったために、その条件をクリアするスクールを選べなかったのです。
以下に、後悔しているポイントを解説します。
自社開発系のキャリアがあるインストラクターを希望すればよかった
当時侍エンジニアでは、インストラクターがアサインされる前に自分の希望を伝えることができました。
しかし、特に希望が思いつかなかったため、「希望なし」と伝えました。
これが、のちの後悔に繋がりました。
結論として、私を担当してくれたSES出身のインストラクターが新しいツールや技術に疎く、スクールでの学習期間中にそれらを学ぶことができませんでした。
新しいツールや技術をスクールでの学習期間内に学ぶためには、「自社開発系のキャリアがある方」をインストラクターの希望として伝えたほうがよかったと後悔しています。
以下に、私がそう思った経緯や理由をお伝えします。
私の当時のインストラクターについて
私にアサインされたインストラクターの経歴は、以下の通りでした。
- 30代前半男性
- SESに3年間勤め退職、フリーランス1年目
- SES時代は金融系の化石化したシステムを、古い言語と技術で保守していた
やさしく褒め上手、質問の受け答えも的確で、プログラミングの楽しさを教えてくれた、素晴らしいインストラクターでした。
学習を進めていくうちに、そのインストラクターについて、以下のことに気づき始めました。
- 使っているツールが古い
- ソースコードレビューの方法がアナログ
- 新しいツール、ライブラリに疎い
具体的なエピソードを紹介します。
サクラエディタ事件
インストラクターはコーディングにサクラエディタを使用していました。
サクラエディタとは、1998年頃から日本で開発されたWindows上で動作するテキストエディタです。
機能がシンプルなため、メモ帳、CSV編集、ログ確認の用途で使用するのは便利です。
しかし、コーディングで使うのであれば、VS CodeやAtomのほうが多機能で効率的に行えます。
インストラクターから画面共有されたサクラエディタのソースコードが、非常に見づらかったのを覚えています。
使い慣れたエディタのほうが効率がよかったり、軽いのであえて使っているということもあるのでしょう。
しかし、新しいツールや技術を試してみるという時間の使い方をあまりしていないのでは?と感じるきっかけになりました。
GitHub事件
当時、私が書いたソースコードをインストラクターにレビューをお願いする方法がアナログでした。
ファイル一式をZipにして送付していたのです。
前回と変わったところや見てほしいところを示すには、「●●●.phpの△行目」とメッセージに残します。
ポートフォリオ制作も終盤になり、ファイルが増えると、この作業が激烈に面倒くさい。
調べると、GitHubでソースコードを共有できそうだとわかりました。
提案しましたが、「便利そうですね~」と言われただけで、流れました。
インストラクターはGitHubを使ったことはなかったようです。
jQuery事件
カリキュラムの中に、JavaScriptのライブラリであるjQueryがあったので、勉強していました。
ある日偶然ネットで「jQueryはオワコン。ReactやVue.jsを学ぶべき!」という記事を見かけました。
不安になった私はインストラクターに聞いてみたところ、以下のような返答が。
「へー。jQueryってオワコンなんだ。ReactやVue.jsは知らないです。」
私はそこで、jQueryがカリキュラムに入っていたのは、私にとって最大の利益になるからではないと気づきました。
インストラクターが知っていて、教えられるから、カリキュラムに入っていただけの可能性が高いのです。
インストラクターが新しいツールや技術に疎いことの問題点
学ぶ機会の損失
インストラクターが新しいツールや技術に疎いことの何が問題かというと、自分にとって学ぶ機会が失われるということです。
特に、侍エンジニアはマンツーマンのオーダーメイドカリキュラムを特徴としていましたが、カリキュラムの細かい内容をスクール側で決めず、インストラクターに一存していました。
インストラクターが知らないことは、カリキュラムにすら入りません。
ということは、インストラクターのもつ知識量と経験値が、自分がスクールで学べる限界値なのです。
転職活動に影響する
転職活動には、スクールで学んだことを盛り込んだポートフォリオを制作して、臨みます。
そのため、アピールすべきツールや技術は、スクールでの学習で身につけるのが理想です。
インストラクターの知識や技術が古く、スクールの学習期間中に学べなかった場合、それだけ内定をもらえる企業の数や、フリーランスとして請けられる仕事の幅に直結すると言ってもいいでしょう。
「スクールのカリキュラムになくても、自分で勉強して、ポートフォリオに盛り込めばいいのでは?」と思う人もいると思います。
しかし、それができる人は少ないと思います。なぜなら、時間が限られているからです。
大多数の人は、スクールでの学習期間の終了時期と転職活動時期が被ります。
そうすると、カリキュラムの学習と並行して、ポートフォリオの制作、転職活動に必要な書類の作成と面接対策を行うことになります。
そこに、カリキュラムにない技術を学ぶ時間を捻出するのは、正直キツイと思います。
転職活動でアピールするための技術は、カリキュラムに含まれたほうが、効率的に転職活動に進めます。
失敗からの学び:インストラクターの技術力はピンキリかつブラックボックス。キャリアである程度判断するしかない
私はスクールでの学習期間中に、転職市場でプラスにアピールできる新しいツールや技術を学ぶことができなかったと感じています。
この経験から、自社開発系のキャリアをもつインストラクターを指名すればよかったと後悔しています。
なぜ「自社開発系のキャリア」と指定するかというと、自社サービス開発会社に勤めた経験のある人は、最新のツールや技術の情報を日常的に集めながら、実際に使っている人が多い傾向にあるからです。
その傾向は、自社開発系の求人を見ると明らかで、求められる条件に多くのツールやフレームーワークが並びます。
もちろん、受託開発、SESのキャリアを持つ方の中にも、日々技術の研鑽を行っている方はいるでしょう。
しかし、インストラクターの技術力はピンキリかつ、だれに当たるかわからないブラックボックスです。
実際に教わってみないとその人の技術力がわからない以上、統計や傾向から、キャリアである程度選別するしかない面があると思っています。
ちなみに、侍エンジニアのインストラクターの求人を確認すると、応募の条件は「教育に対する強い関心のある方」「2年程度開発した経験」のみです。
具体的なツールやフレームワークの経験についての要件はありません。
つまり、転職市場で価値ある技術ではなく、「自分の知っている」技術を、カリキュラムに入れてくるインストラクターにあたる可能性があるということです。
だれに教わっても、スクールに支払う費用は変わりません。
特に侍エンジニアはマンツーマンかつオーダーメイドカリキュラムで、インストラクターへの依存度がとても高いです。
どうせなら、最新の技術に詳しいインストラクターから教わり、転職を見据えた最大の学習効果を得たいですよね。
IT業界の専門知識をもつキャリアサポート担当者がいるスクールにすればよかった
私がスクール選びで後悔している2つ目のポイントです。
侍エンジニアでは、エンジニア転職を支援するサポートが受けられるのですが、そのキャリアサポート担当者はITエンジニアの転職市場に精通している方ではありませんでした。
また、スクール卒業生の転職先の動向も把握しておらず、転職活動の経験談も教えてもらえませんでした。
その結果、手探り状態で転職活動を行うことになり、具体的には以下のような不満を感じ、IT業界の専門知識をもつキャリアサポート担当者がいるスクールにすればよかったと後悔しました。
- 業界研究を自力でするのに労力がかかった
- 卒業生の情報がなく、具体的なイメージがわかずに不安なまま転職活動を行った
- 自分の学習成果は転職市場においてどのくらいの価値なのか客観的な指標がないまま闇雲に転職活動を行った
キャリアサポート担当者がIT業界の専門知識や経験を持っていない場合の影響を、もう少し詳しく解説します。
例えば業界研究について、キャリアサポートの助けがあるのとないのとでは、得られる情報の質と労力が大きく変わると思います。
エンジニアの転職先には、自社サービス開発、受託開発、SESのように、異なる事業会社があります。
それぞれどのような特徴があり、どのような人に向いているのか、求められるスキルや働き方に違いはあるのか等、理解した上で転職活動を行わなければなりません。
インターネットの情報は、誤った情報、偏った情報、古い情報が混在しています。
本当に自分にとって有益な情報を集めるためには、IT業界専門のエージェントに登録して話を聞いたり、知り合いのツテで現役エンジニアから話を聞く機会をつくる等、労力がかかります。
それらを学習と転職活動と並行して行うのですから、正直キツイです。
しかし、スクールのキャリアサポート担当者から正しくアップデートされた情報が得られるとしたら、どうでしょうか。
非常に効率的に転職活動に臨むことができますね。
失敗からの学び:「誰による」キャリアサポートが受けられるかのは、サポート内容と同じくらい重要
履歴書、職務経歴書の添削や面接対策、企業紹介は、わりとどこのスクールでも提供しているサポート内容です。
侍エンジニアでも、きめ細かく応募書類の添削をしてもらいました。
しかし、「誰が」そのサポートをしてくれるのかまで踏み込んで確認すべきだったと後悔しています。
IT業界の専門知識や経験を持っている人のサポートがないと、業界についても、自分の立ち位置についても、転職活動の見通しも、よくわからないまま進むことになります。
未経験だからこそ、ある程度導いてほしかった。
もっと言うと、キャリアサポートの内容に「ポートフォリオ(技術面)へのアドバイス」が含まれていると、なお理想でした。
ポートフォリオについて技術的なアドバイスがもらえれば、事前に対策を打てるので、希望するキャリアにより近づけると思います。
受講生、卒業生、インストラクターと交流機会の多いスクールにすればよかった
私がスクール選びで後悔している3つ目のポイントです。
侍エンジニアでは、受講生向けのイベントが開催されていましたが、開催が不定期だったため、私は一度も参加できませんでした。
交流機会がなかったために、私は以下のような不安を抱えていました。
- 受講生・卒業生の転職活動、案件獲得に関する情報が得られない
- あらゆることの情報源が自分の担当インストラクターのみのため、情報の偏りを感じる
- 他のインストラクターを知らないため、自分の担当インストラクターを客観的に評価できない
そのため、以下のような交流イベントを積極的に開催しているスクールにすればよかったと後悔しました。
- 定期的にイベントを開催している(月1回以上)
- 転職やフリーランスやを目指すうえで、実用的なテーマのイベントを開催している
- 受講生同士だけでなく、卒業生、インストラクターとも交流を持てるイベントを開催している
今でこそ侍エンジニアは、受講生、卒業者向けにイベントを月に2~3回開催しています。(卒業生にもメールが来ます)
ちなみに、わたしが学習していた半年間では3回しか開催されませんでした。
しかもすべて「もくもく会」という作業会でした。
今は、ゲストが登壇する案件獲得や転職活動に関するトークイベント、女性限定イベントなど、参加者の細かなニーズに合わせたテーマで開催しています。
また、「SAMURAIコミュニティ」なる受講生および卒業生限定の交流サポートページもあり、過去のイベント動画をアーカイブとして視聴できます。
在学中にあったらうれしいコンテンツばかり!
今スクールを選ぶならここにする
もし私が今からプログラミングスクールに通い、転職を目指すのであれば、通いたいと思うスクールを考えてみました。
tech boost(テックブースト)
tech boost
エンジニアのキャリア支援事業を展開している会社が運営していることから、キャリアサポートが充実していることが特長です。
また、キャリアサポート以外にも優れたポイントが数多くあり、主に以下のような人におすすめしたいスクールです。
- 学習期間を決めずに自分のペースで受講したい
- 短期間に集中して取り組んで学習コストを抑えたい
- インストラクターガチャは避けたい
- 学びながら人脈づくりや情報収集がしたい
- 学ぶ言語を自由に選びたい
- エンジニアに特化したキャリア支援を受けたい
- 厚労省の給付金対象講座で学習コストを抑えたい
当時の私が後悔したポイントを中心に、特徴を具体的に解説します。
経験豊富で目指すキャリアに近いインストラクターから教われる
tech boostでは、経験、技術力、教育的指導力が備わっているエンジニアをインストラクターとして採用しています。
全員が実務経験2年以上の現役エンジニアなので、学習内容もキャリアについても十分なサポートが期待できます。
さらに、様々な異なる経験をもつエンジニアが在籍しているため、自社開発、受託開発、SES、フリーランスといった、受講生の目指すキャリアに最も近いインストラクターから教わることができます。
目指すキャリアに最も近いインストラクターから教わるメリットは大きく、目標達成に必要な能力を、より効率的に身に着けることができます。
また、万が一インストラクターと相性が合わない場合も、何度でも交代をお願いすることができるので、安心です。
このように、tech boostでは、受講生のエンジニアキャリアの実現をサポートするインストラクターの体制が整っています。
インストラクターガチャに外れる可能性が低く、かつ、外れてもリカバリーが効く体制なので、安心して学ぶことができます。
人脈づくりに持ってこいの充実した受講生コミュニティがある
tech boost
例えば、制作物発表会、転職エージェントのノウハウ共有、中途転職マーケット情報、新卒就活セミナー、副業案件の獲得方法、フリーランスのなり方等。
フリーランスや転職を目指すうえで、実用的で知っておきたい情報が得られるイベントばかりです。
スクール内でこういった機会がない場合、IT専門のエージェントに登録して話を聞いたり、セミナーを探すなど、自分で情報を集める労力がかかります。
加えて、インストラクターでもある現役エンジニアが主催する勉強会も定期的に開催しています。
私は当時、自分の担当以外のインストラクターとのつながりが欲しいと常々思っていたのですが、残念ながらそういった機会がありませんでした。非常にうらやましいです。
tech boost
エンジニアキャリアに寄り添った専門的なキャリアサポートが受けられる
tech boost
そのため、受講生のエンジニアキャリアについて、専門的な支援を受けられることが特長です。
エンジニアとしてのキャリアパスについて専門的なカウンセリングを受けられ、自分の目指すキャリアを明確にすることができます。
そして、実現のためのキャリア相談、ポートフォリオフィードバック、求人探しの手伝い、履歴書 / 職務経歴書添削、模擬面接等のサポートが受けられます。
私のおすすめのサポートは「ポートフォリオのフィードバック」です。
学習サポートとキャリアサポートは分断されがちなため、「ポートフォリオのフィードバック」のように、学習成果と目指すキャリアを結び付けてくれるサポートはありがたいです。
エンジニアキャリアのプロのサポートがあるスクールであれば、キャリアを見据えながら効率的に学習が進められます。
無料カウンセリングの申し込みは公式ホームページから
tech boostの無料カウンセリングは、公式ホームページから申し込むことができます。
プログラミング学習の目的や目指すキャリアが曖昧な状態でも、相談することで視界がクリアになる場合もあります。
気になる方は申し込んでみてください。
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まとめ:後悔するポイントは人それぞれ
いかがでしたでしょうか。私がプログラミングスクール選びで後悔したポイントを解説しました。
プログラミングスクールで後悔しないためにチェックすべきポイントは、人によって違います。
なぜなら、プログラミングを学ぶ目的、なりたい姿、年齢、使えるお金や時間等の事情が、人それぞれだからです。
「そもそもプログラミングスクールを選ぶときに何をチェックすべきなのかわからない」という方は、以下の記事も合わせて読んでみてください。
最低限のチェックポイントがわかりますよ。