- エンジニアとして働くうえで必要となるスキルや適性が知りたい
- プログラミングができさえすれば、実際にエンジニアとして働けるだろうか
- 文系出身だが、エンジニア職に活かせるスキルはあるだろうか
こんな疑問や悩みを解決する記事を作成しました。
エンジニアとして働くうえで必要な適性やスキルは、プログラミング(コードを書く)の技術だけではありません。
むしろ技術はこれから学べるとしても、それ以外で必要な適性やスキルは、エンジニアとして働き始める時点で身に着けていた方が良いものもあります。
この記事では、私が30代文系未経験でエンジニアに転職し、実際に働いて実感していることを中心に、プログラミングの技術以外に必要な適性やスキルについて解説します。
最後まで読んでもらえると、エンジニアとして働く上で必要なスキルや適性がわかり、また、それらを通して、具体的な仕事内容のイメージがつくと思います。
【結論】エンジニアに適性があるのはこんな人
私が約3年間エンジニアとして働いてきた中で感じる、エンジニアで働く上で必要なスキルや適性は以下の通りです。
詳しく見ていきましょう!
正しい日本語の文章が書ける人
正しい日本語の文章が書けるスキルが必要な理由は、大きく2つあります。
- エンジニアには文章を書く仕事が多いから
- 文章で業務上のコミュニケーションをとるから
文章を書く仕事の例としては、要件定義書、各種設計書、各種仕様書等です。
私も実際に働き始めてから、そのドキュメントの多さには驚きました。
丸一日ドキュメントの作成に時間を費やす日もあります。
また、同僚や上司に行う、報告・連絡・相談は、メッセージで行うことがほとんどです。
みんな忙しいので、何が言いたいのか、端的にわかる文章を、できるだけ短時間で作らなくてはなりません。
個人的に、正しい日本語の文章が書けるスキルは、エンジニアとして働く前にすでに身についていないと、エンジニアを続けていくこと自体厳しいと感じています。
この点では、国語が得意な文系出身者は、有利に働くと思います。
このスキルの重要性については、別の記事で詳しく解説していますので、興味のある方はぜひ読んでみてください。
疑問を解決するまで粘れる人
エンジニアの仕事をしていると、予期せぬエラーやバグに必ず遭遇します。
なぜそれらが発生したのか、根本的な原因を見つけ出さなければなりません。
10分で原因がわかる場合もあれば、丸一日わからないこともあります。解決するまで終わりません。
エラーやバグは最優先に解決すべき事柄の例ですが、優先度は違えど、何かしらのシステム上の不具合の原因を見つけ、二度と起きないよう対応することは、エンジニアの重要な仕事のひとつです。
この仕事の適性として、日頃から何事にも疑問を持ち、自分なりに解決しながら仕事に取り組める人が、エンジニアに向いていると思います。
エンジニアに限らず、仕事をしていると、「これはこういうものだ」と教わったり、疑問には思っていたけれども、何となく流されてそのままにしてしまっていることってありますよね。
エンジニアに向いているのは、そういった疑問をそのままにせず、わかるまで人に聞いたり、自分で調べられる人です。
さらに、原因がわかったら、解決方法を複数案考え、先輩や上司に提案できるとなお良いです。
その場しのぎの応急措置や、うわべだけの解決にとどまらない仕事ができる人は、エンジニアとしても間違いなく活躍できると思います。
小さな達成感を感じられる人
エンジニアの仕事は、地道かつ同じ内容の繰り返しなことも多いです。
例えば私は先日、変数の中身のデータ型が数値型なのか文字列型なのかを調べる仕事をしました。
調査対象の変数は何千と膨大にあり、来る日も来る日も同じ仕事に追われます。
そんなときも、1日あたりのノルマを計算し、無事に終えられたことの達成感を感じながら取り組むと、地道な作業もコツコツと進めることができます。
実は私が入社してすぐの頃はそのような考え方はできず、地道な繰り返し作業がとても退屈でしんどいと感じていました。
しかし、「どうせやるなら面白さを感じながら成長したい」と考え、小さな達成感を感じながら仕事をするようにしました。
例えば、件数当たりの処理に係る時間を測り、短縮できたことに喜びを感じたり、昨日よりもコードの理解が進んだことに自分の成長を感じる等、自分の中の小さな変化や成長を意識するようにしたのです。
このように、地道かつ同じ内容の仕事が多いエンジニアにとって、自分なりの達成感を感じられる人は、エンジニアの適性があると私は思います。
1日人と話さなくても平気な人
エンジニアは一人で黙々と作業する時間が多いです。
業務上必要なコミュニケーションはメッセージで行いますので、1日誰とも話さないこともざらです。
特に客先常駐で仕事をする場合、お客さんの目もあるので、無駄話は一切なく、本当に静かです。
私はエンジニアに転職する前は和気あいあいとした雰囲気で、おしゃべりの多い会社で働いていたこともあり、そのギャップに驚きました。
最初は息苦しさも感じていましたが、次第に人と話さないことにも慣れました。
人としゃべるのが好き、業務以外の雑談の時間も大事にしたい、静かな雰囲気は息が詰まる・・・そんな方は、面接時に社風や開発現場の雰囲気をしっかりと確認しておいた方がいいです。
職場で人としゃべれないことに大きなストレスを感じる人もいますので、自分はどっちのタイプか考えて、転職先を選ぶことをおすすめします。
自走できる人
エンジニアの最も基本的かつ重要なスキルは、わからないことを自分で調べて解決し、物事を進めていく力=「自走する力」です。
このスキルが必要な理由は大きく2つあります。
- 業務上の疑問点を解決するため
- 自分自身の知識やスキルをアップデートするため
「業務上の疑問点を解決するため」については、1日の労働時間のなかで業務上のすべての疑問を解決することが難しい場合、業務時間外に自分の力で解決する必要があります。
特に未経験で転職した場合、覚える物事の量が半端なく多いため、業務時間外の勉強は必須と思った方が良いです。
家で復習したり、改めて調べ直したり、コードを自分で書いて動かす等して、業務で得た知識やスキルを、自分の中に定着させます。
「自分自身の知識やスキルをアップデートするため」については、日々進歩する新しい技術やツールを勉強するため、自主的に学び続ける必要があります。
勉強方法は様々ですが、例えば、書籍を読んで実践する、ドットインストール等の動画教材を見て手を動かしながら学ぶ、自分のオリジナルのWebサービスを作る等です。
自主的に勉強をすることで、社内業務にも活かすことができますし、また、転職市場で自身の市場価値を上げることができます。
また、未経験の場合、転職活動時の自己PRとして、「自走力」や「自分で学び続けられること」を挙げると、ポイントが高いです。
なぜなら、エンジニアに必要なスキルであることは採用担当者も当たり前に認識しているからです。
自走する力は、できれば転職活動時期までに身に着けておきたいですね。
私も「主体的に学ぶ姿勢」を自己PRしたことで、
内定を獲得することができました。
自走力が身に着くプログラミングスクールで学ぼう
以上、エンジニアとして働く上で必要な適性やスキルを5つ紹介しました。
エンジニアを目指すうえで必要なスキルは、できれば事前に身に着けておきたいですよね。
もしプログラミングスクールに通おうと考えている場合、スクールを選ぶ基準として、プログラミングに加え、エンジニアに必要なスキルを伸ばせるスクールを選ぶのもありだと思います。
なぜなら、転職前に必要なスキルを身に着けられると、スムーズにエンジニアのキャリアをスタートさせることができるからです。
プログラミングスクールのディープロでは、「主体性が身につくカリキュラム」を特徴とし、自らすすんで学習するスタイルを取り入れています。
最終ゴールを「エンジニアへの転職」と明確に位置付けているため、採用者目線で学習支援を行うというのは、スクールの大きな特徴かつ強みであると思います。
エンジニアにとって自走する力は必要不可欠です。その方法をプログラミングスクールで学べるのは、一石二鳥ですね。
技術の不安や専門知識の不安は、未経験であれば誰しも感じるものです。
しかし、技術以外に必要なスキルがひとつでも身についていれば、精神的な負担は間違いなく軽減されます。
気になる方はディープロの無料のオンラインカウンセリングで話を聞いてみることをお勧めします。
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まとめ
今回の記事をまとめると、技術力以外に、エンジニアで働く上で必要な適性やスキルは以下の通りです。
- 正しい日本語の文章が書ける人 ⇒※文系出身者に有利
- 疑問を解決するまで粘れる人
- 小さな達成感を感じられる人
- 1日人と話さなくても平気な人
- 自走できる人
ひとつでも多くのものを身に着けて、エンジニアとしてのキャリアを順調にスタートさせてください。